療養費扱いのマッサージって?

★療養費扱いのマッサージ(以降"医療マッサージ"と呼ぶ)とは

対象となる症状
医療マッサージは、疾患名ではなく"筋麻痺"や"筋萎縮"、"関節拘縮"の症状が対象となります。
例えば、脳梗塞による後遺症ではよく片側の手足の麻痺や、手足の関節が固まって完全に伸びなかったり曲がらなかったりする拘縮が見られることがあります。また、長期寝たきりのあとには身体各部の筋肉が細く短くなったりする筋萎縮が現れたりします。

◆施術内容(主なもの)
◎筋麻痺〜麻痺のある筋肉をマッサージして血流を促します。次にその筋肉を使う運動を動かなくても良いので患者さんにしてもらいます。わずかでも動きがあれば、その筋肉トレーニングを反復していただき、麻痺の改善を目指します。
◎筋萎縮〜まずは萎縮のある筋肉にマッサージをして、血流を促します。次に萎縮している筋肉の筋力トレーニングを、行います。軽い負荷をかけ行い筋力の増進を目指します。筋力がついてくれば、痩せた筋肉が少しずつふとくなづています
◎関節拘縮〜まず固くなったり萎縮している軟部組織(筋肉や靭帯、関節包など)を見極めます。その拘縮を起こしているその部位を温めたりマッサージしたりして血液の流れを良くします。
次に少しずつ関節を動かし伸ばし、ストレッチをします。これを丹念に繰り返し、少しずつ可動域を大きくしていきます。

医療マッサージは、決して気持ちの良いマッサージではありません。時には多少痛みを伴うこともあります。
「肩がこった」「腰が痛い」などに対する”慰安マッサージ”ではないことは、ご理解ください。